ほっこりレター

(医)見郷会 いちえんそう N・I

時がたつのは早いもので、今年もあと残りわずか。今年もコロナに始まりコロナを意識しての生活に泣いたり戸惑ったり、反対にコロナだから体験でき新しい趣味もみつけられたそんな一年だったように思います。

三月に祖母を亡くしました。母と叔父が長年家でサービスを利用しながら介護してきましたが、急に状態が悪くなり家で看ることは難しく病院へ連れていくしかありませんでした。ちょうどかかりつけ病院がコロナで閉鎖されており、違う病院で入院することになり、正直とても不安でした。今までこの時期は面会出来ない=会えなくなる。だからギリギリまで在宅にこだわってきたのに・・・。祖母はすごく心細かったと思います。知らない場所で家族にも会えない。家族も祖母のことが心配でたまりませんでしたが、病院からの連絡を待つことしか出来ず、その時ちょうど職場に急変した患者さんがおいでで、自分は直接、祖母には何もしてあげれないけれど、その方を祖母だと思って大切に関わらせていただこうと日々過ごしました。

コロナで淋しい思いをしている患者さんや御家族はたくさんおいでると思います。母はコロナじゃなかったら祖母をもっといい形で送ってあげられたんじゃないかとコロナは悪魔だねと本当に悔しそうでした。

コロナだから出来たことはアウトドアを楽しむようになり家族で釣りに行けたことです。まだまだ素人ですが、釣れるとみんな大喜びです。来年もコロナとうまく付き合いながら子育て&お仕事がんばります(^^)